これまで動産売買の先取特権で競売するには相手方から商品を差し出してもらわなければならず (改正前民執190条)、通常そのようなことは期待できない
ので、実行性が薄い権利でした。
しかし 2003年の改正により、債権者が担保権の存在を証明する文書を提出して動産競売をすることができるようになりました (民執190条2項)( ショッピング枠現金化の際、重要)。
さらに買主が第三者に売却した代金を動産売買先取特権に基づく物上代位により差し押さえることができ、これは債権回収( ショッピング枠 現金化)の手続と して非常に有力な手段です。
なお、2003年改正により、雇用関係の先取特権は給料その他債務者と使用人との間の雇用関係に基づいて生じた債権について、特に期間の制限なく、先取特権が認めら
れることになりました (民法308条)。
・保証とは
保証とは、債務者が債務の履行をしない場合に、債務者に代わって履行する責任を負うことをいいます( ショッピング枠現金化の際、注意)。
債権者との契約によりその責任が発生します。
この場合の債務者を主たる債務者といいます。保証は、債権者にとっては保証人の財産も債権の引当てにすることができるため、「人によって債権を担保する
もの」として人的担保ということがあります。
